英語学習9ヶ月目の記録|Breaking Badにハマった6月
(English version is available at the bottom of this article./この記事の英語版は記事下部にあります)
英語学習9ヶ月、NHK講座5ヶ月の節目を迎えて
2024年10月に英語学習をスタートして、2025年6月でちょうど9ヶ月目を迎えました。
そして、NHKラジオ英語講座を始めてからも、丸5ヶ月が経過。
ここまでの道のりを振り返ると、ただの「続けた」という事実だけでなく、英語の捉え方そのものが少しずつ変化してきた感覚があります。
英語は、以前よりも「勉強」ではなく「習慣」になり、英語音声でドラマを楽しんだり、英語字幕を追ったりする時間が、日常の一部として当たり前になってきました。
NHKラジオ英語講座の進捗
NHKラジオ講座は2月からスタートし、現在は以下の番組を継続中です。
- 中学生の基礎英語 レベル1
- 中学生の基礎英語 レベル2
- ラジオ英会話
- 英会話タイムトライアル
- エンジョイ・シンプル・イングリッシュ
- ニュースで学ぶ現代英語(気まぐれ)
- 会話が続く!リアル旅英語(テレビ)
平日は仕事の影響で学習できない日もあり、6月は週末にまとめて巻き返すスタイルが定着しました。それでも不思議と、英語に触れていない日があると「何か物足りない」と感じるようになってきています。
特に感じたのは、ラジオ講座で覚えた表現がドラマの中でリアルに登場する場面が増えてきたこと。この瞬間は、英語学習の中でも特にうれしい体験のひとつです。
Breaking Badの視聴とインプット量(36時間/30万語)
6月最大のトピックは、なんといってもNetflixドラマ『Breaking Bad』にどハマりしたことです。
- シーズン1〜4を1ヶ月で完走(全46話)
- 総視聴時間:約36時間
- 英語セリフの総語数:約30万語(1話平均6,500語×46話)
「気づけば36時間、30万語の英語を浴びていた」というのは、我ながら驚くべき量でした。特にこの作品は、犯罪・家族・倫理といった重厚なテーマが含まれており、ただ“ながら見”するには向かない作品。完全に没入しながら視聴していました。
しかも驚くべきことに、セリフの意味がほとんどわからなくてもストーリーを理解できる瞬間がある。これがまさに次の「揺れ」につながっていきます。
英語がわかる?わからない?揺れ動いた心
Breaking Badを観続けるうちに、自分が英語を理解できているのか、できていないのか分からなくなる不思議な状態に陥りました。
- セリフが聞き取れないシーンもたくさんある
- でも物語の展開や登場人物の感情は、驚くほどスムーズに理解できる
- なのに「英語を訳せていない自分」に不安を覚える
「理解できてる気がする。でも、日本語に訳せって言われたらできない」
「もしかして、英語じゃなくて“映像の力”で理解してるだけ?」
「これって、誰でもできるのでは?」
そんな不安にとらわれたとき、字幕をちゃんと見直してみると…
「あれ?思ったよりも聞き取れてるし、単語も分かってる?」
と、自分の中に蓄積されてきたものに気づく瞬間もありました。
チャンクに気づいた瞬間、「ノリでわかる」実感
Breaking Badを観ていると、実は「知らない単語」はそれほど多くありません。
むしろ登場する英語の多くは、
- 中学レベル〜ラジオ英会話で見たことのある語彙
- 短い決まり文句(チャンク)
- 日常的な感情表現やあいづち
こうした**「意味のかたまり(チャンク)」に慣れてくると、全体の8割くらいは“ノリ”で理解できるようになる**という実感がありました。
たとえ完全に聞き取れていなくても、「あ、この場面ではこう言ってるはずだな」「このセリフのパターン、前にも見た」といった、英語の“肌感覚”のようなものが生まれてきています。
7月の学習方針と目標
7月は、以下を意識して進めたいと考えています。
- NHK講座は引き続き全部やる
- ラジオ英会話は引き続きサブノート学習で英文の再構築を意識
- Netflixドラマは引き続きBetter Call SaulとEl Caminoへ進む予定
- 勉強というより、“英語に触れる時間を楽しむ”ことを忘れない
英語翻訳版:June English Study Progress
English Study – Month 9
I started learning English in October 2024, and now, at the end of June 2025, it’s been nine months.
I’ve also been using NHK radio English programs for five months straight.
In June, my biggest achievement was watching all of Breaking Bad Season 1 to 4 on Netflix with English audio and subtitles—about 36 hours and nearly 300,000 words of spoken English input. I was completely hooked.
At times, I felt I understood everything, but then doubted myself:
“Do I really understand English, or am I just following the story with visuals?”
Still, when I checked the subtitles, I realized—I was understanding more than I thought.
One key realization this month:
I didn’t see many completely new words. Most of the English used in the drama was made up of chunks I’ve seen before in NHK lessons. That made me feel that maybe 80% of English can be understood by recognizing common chunks and “feeling the flow.”
It was also exciting to notice words or phrases from NHK programs show up naturally in Netflix shows.
That’s why I want to continue using every NHK lesson—each one plays a part in connecting me with real, living English.