中学生の基礎英語 レベル2 徹底解説|1年間で「使える英語力」へ!
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English translation is available at the bottom of this article.
1年間で学べること【文法カリキュラム完全紹介】
NHKラジオ講座「中学生の基礎英語 レベル2」は、英語初心者を「自分の言葉で話せる人」へと導く、全く新しいスタイルの語学講座です。
この講座では、1年間かけて中学英語を完成させながら、それを使って「発信できる力」を育てていきます。
ただ聞いて・読んで終わるのではなく、実際に口に出し、話して、自分の言葉にしていく学習構成が最大の特徴です。
🔍 主な学習項目(1年間の文法カリキュラム)
月 | 学習テーマ | 文法ポイントの例 |
---|---|---|
4月 | 自己紹介・日常のこと | be動詞 / 一般動詞 / 疑問文の復習 |
5月 | 習慣や趣味 | 現在形 / 3単現のs / 頻度副詞 |
6月 | 過去の思い出 | 過去形(規則・不規則) |
7月 | 経験・感情 | 感嘆文 / 疑問詞 / 比較級・最上級 |
8月 | 旅行・買い物 | 未来表現 / be going to / would like |
9月 | 学校生活・意見表現 | 接続詞 / that節 / 動名詞・不定詞 |
10月 | 自分の考えを伝える | 助動詞 / 提案 / 推量表現 |
11月 | 人に説明する | 受け身 / 関係代名詞(who, that) |
12月 | 物語・手紙を書く | 時制の一致 / 間接疑問文 |
1月 | 人生の選択・将来の夢 | if文(条件)/ because / when |
2月 | 英語で話すまとめ力 | 仮定法の基本 / 意見の言い方 |
3月 | 英語でプレゼンしてみよう | 1年間の総復習・自己表現の完成 |
このように、1年間の中で日常表現から意見表現、さらには英語でのプレゼンまで幅広く学ぶことができます。
レベル1では「英語を英語のまま理解する基礎力」を鍛えましたが、
レベル2ではその基礎を活かして、「自分の気持ちや考えを英語で伝える力」を本格的に育てていきます。
これはもはや中学生向けというより、英語学び直しを始めた大人にとっても最適なステップといえます。
Level1からのステップアップ!2年間で英語力を育てる流れ
「中学生の基礎英語 レベル2」は、前年度の「レベル1」から続く学習シリーズです。
この2つの講座を合わせて受講することで、英語の基礎から応用までを段階的にマスターできるように設計されています。
レベル1では、「英語の語順に慣れる」「英語を英語のまま理解する力」を重点的に育てます。
この段階では、英語の世界に触れること、そして「英語って怖くない」と思える感覚を身につけるのが目標です。
一方、レベル2ではその土台の上に、「自分の言葉で話す力」を積み上げていきます。
より自由に、より自信を持って英語を使うための土台をつくる、まさにステップアップ講座です。
✅ 2年間で目指す英語力のイメージ
レベル | 主な目標 | できるようになること |
---|---|---|
レベル1 | 英語に慣れる | 短い会話が聞ける・単語と表現が自然に出る |
レベル2 | 自分の言葉で話す | 自分の考え・感情を文で伝えられるようになる |
2年間かけてじっくりと「読む・聞く・話す・書く」を育てる構成は、他に類を見ないほど丁寧です。
中学生に限らず、大人のやり直し学習にもピッタリの道筋と言えるでしょう。
Level1とLevel2の同時受講はアリ?相乗効果あり!
「どちらから始めればいいの?」と迷う人も多いと思います。
実際、私はレベル1とレベル2を同時に学習しています。
結論から言えば──同時受講は非常におすすめです!
なぜなら、2つの講座はレベルと目的が明確に分かれているため、
片方で基本の土台を固めながら、もう片方で表現の幅を広げる、という“相乗効果”が得られるからです。
- レベル1で聞き慣れた構文が、レベル2で「実際に使ってみよう!」という課題として登場する
- 同じ表現がレベル違いで繰り返されることで「自然に定着」する
- 難しすぎる内容に偏ることなく、無理なく学習を続けられる
初心者にとって「ちょっと背伸びした内容(=レベル2)」と「安心して聞ける内容(=レベル1)」をバランスよく取り入れるのは、
“英語学習の継続”という観点でも非常に効果的です。
私のように、大人になってから英語をやり直している人にも、
この2本立ての受講スタイルは強くおすすめできます。
藤森慎吾さんの本気がすごい!「生徒役」以上の熱量
この講座が他と一線を画す最大のポイント──
それは藤森慎吾さんが、ただのナレーターやゲストではなく、“生徒役”として本気で参加している点です。
藤森さんといえば、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」として大ブレイクし、
バラエティ・俳優・MCなど幅広いジャンルで活躍してきた超売れっ子芸能人。
そんな彼がこの講座に、1年間にわたって時間と情熱を注いでいるというのは、
正直、驚くほどのコミットメントです。
📣 出演だけじゃない、本気の「英語学習者」としての姿がここにある。
🎙️ 生徒としての“リアルな反応”が共感を呼ぶ
藤森さんは番組内で、ネイティブ講師の問いかけに実際に答えたり、
スピーキング練習でつまずいたり、時には笑ったり──
等身大の学習者として画面に登場します。
そして、その姿がとても親しみやすく、
「慎吾さんもがんばってるなら、自分もがんばれるかも」
と、多くのリスナーに勇気を与えています。
中田敦彦さんが知識を「伝える側」なら、
藤森慎吾さんはそれを「自分のものにする側」として、
まさに体を張って英語を吸収しようとしているのです。
🗣️ 慎吾さんのメッセージに宿る“本気の覚悟”
2025年度テキストに寄せられた彼のメッセージには、こんな言葉がありました:
「1日15分でも、1年続ければとんでもない時間になる。 僕たちは、いつからでも、何にでもなれる!」
これは、YouTube「PROGRESS」での発信とも重なる、
慎吾さんの一貫した“挑戦者としての姿勢”です。
単なる番組出演ではなく、藤森慎吾という人間の成長記録を1年かけて目撃できる。
この講座は、そんな貴重な英語コンテンツでもあるのです。
🌟 ファンにも学習者にも見てほしい
藤森さんのファンにとっても、英語学習者にとっても、
この番組は“ただの教育番組”ではありません。
- 忙しいスケジュールの中で、1年間の学びを続ける姿
- 英語と本気で向き合う姿
- ちょっと照れながら、でも一生懸命答える姿
そのすべてが、「藤森慎吾」という人物の魅力をより深く伝えてくれます。
番組・テキストの構成と使い方|学び方の流れ
「基礎英語レベル2」は、英語の文法や表現を学ぶだけではありません。
この講座の魅力は、学んだことを“実際に使う場面”まで設計されている点にあります。
番組の基本構成は以下のとおりです(15分×週5日):
- 📖 ダイアログ(物語)で文法や表現を学ぶ
- 🗣️ 会話のリズムやイントネーションを体感する練習
- ✍️ 表現をアレンジしながら自分の言葉でアウトプットする
つまり、インプット→理解→アウトプットまでを15分で完結できる構成です。
さらに、藤森慎吾さんの反応があることで、英語初心者でも「ついていける感」が強く、安心して進められます。
📘 テキストの魅力
NHKの公式テキスト(紙・Kindle)は、カラーで見やすく、以下の内容が充実しています:
- 毎日のダイアログ全文・和訳・文法解説
- 重要語句のチェックリスト
- スピーキング練習用の空欄付き英文
- 巻末の確認テスト(Review)や表現まとめ
とにかく構成が親切で無駄がないので、1冊でしっかりと1ヶ月分の学習が完結します。
音声もNHKゴガクアプリでいつでも再生可能で、スキマ時間をフル活用できます。
放送スケジュール・音声の聴き方・学習環境
📡 放送は月〜金の週5回(1回15分)
- ラジオ第2放送(R2)
朝6:15〜/午後7:00〜(再)/夜10:00〜(再)
📱 アプリやネットでいつでも聴ける
- NHKゴガクアプリ(ストリーミング・ダウンロード可)
- 公式ウェブサイトでの聴き逃し配信あり
- 音声のみでなく「スクリプト(台本)」も確認可能
つまり、時間に縛られず、自分のペースで学べる設計になっています。
毎日の生活に“15分の英語時間”を差し込むだけで、確実に英語のリズムが身体に馴染んでいきます。
こんな人におすすめ!
「基礎英語レベル2」は、以下のような人に特におすすめです:
🎯 英語学習初心者・再スタート組
- 中学英語を一からやり直したい大人の学び直し勢
- 過去に挫折したけど、もう一度基礎からやってみたい人
- 難しすぎる教材は嫌だけど、内容が薄すぎるのも避けたい人
🎯 英会話に自信がない人
- 英語を読むのはできても、話すとなると止まってしまう人
- 自分の気持ちを英語で表現するのが苦手な人
- リスニングとスピーキングをバランスよく鍛えたい人
🎯 英語学習のリズムをつくりたい人
- 毎日続ける習慣をつくりたい
- 通勤や家事のスキマ時間を活かしたい
- 1日15分の“軽い負荷”を積み重ねたい
実際に学び直して感じた「基礎英語レベル2」の真価
私は現在、大人になってから英語を学び直している社会人です。
そして今、以下のNHKラジオ英語番組を同時に活用しています:
- 基礎英語レベル1
- 基礎英語レベル2(本講座)
- エンジョイ・シンプル・イングリッシュ
- ラジオ英会話
- リトル・チャロ
- 英会話タイムトライアル
- ニュースで学ぶ現代英語
このように多彩な教材を毎日学習している私ですが──
その中でも「基礎英語レベル2」は、今やインプット学習の“核”となっている教材です。
✅ 理由1:絶妙な難易度バランス
難しすぎず、かといって簡単すぎない。
英語初心者がステップアップするには理想的なレベル感です。
中学生向けと侮るなかれ。
日常会話で即使える表現、発音のニュアンス、文法の理解がしっかり詰まっていて、
「これ、まさに今知りたかったやつ!」という内容ばかり。
✅ 理由2:内容が濃い、そして続けやすい
1日15分という短さにもかかわらず、
ダイアログ・解説・練習・アウトプットまで完結する構成は圧巻。
そして、藤森慎吾さんがいることで、空気感が明るく、飽きずに続けられます。
「ちょっと背伸びしたい」「でもしっかり理解したい」──そんな私にとって、
この講座はまさに理想的な“英語の相棒”です。
まとめ|レベル2は「伝える力」を伸ばす英語教材
「中学生の基礎英語 レベル2」は、英語初心者にとっての“次の一歩”として、これ以上ないほど最適な教材です。
- 1年間で中学文法の要点をすべて学べる
- 日常から意見・説明・プレゼンまで「使える表現」が満載
- 聞いて終わりではなく、話す・書くまで含めた構成
- 慎吾さんの存在で、講座の空気がポップで明るい
- スマホ1台で、毎日どこでも学べる
中学生だけのものにしておくのは、もったいない。
大人の学び直しにこそ、真の力を発揮する教材です。
英語を話せるようになりたいけど、どこから始めればいいかわからない──
そんなあなたにこそ、「基礎英語レベル2」は最高のスタートラインになります。
英語版(English Version)
Junior High School Basic English Level 2 — Full Review
Build “Usable English” in Just One Year!
An English version of this article is available below.
What You Can Learn in One Year
This NHK radio program is designed to help beginners progress from “understanding” English to “using” it in real life.
In one year, you’ll complete junior high school grammar and learn to express your ideas and feelings in English.
🧭 Grammar Curriculum Overview
Month | Topic | Grammar Points |
---|---|---|
April | Self-Introduction | Be-verbs, basic sentence structure |
May | Daily life & hobbies | Present tense, adverbs of frequency |
June | Past memories | Past tense (regular & irregular) |
July | Feelings & experiences | Interrogatives, comparison |
August | Travel & shopping | Future forms, “be going to” |
September | School life & opinions | Conjunctions, noun clauses |
October | Giving opinions | Modals, suggestion |
November | Explaining to others | Passive voice, relative pronouns |
December | Story writing | Reported speech, tense agreement |
January | Dreams & goals | Conditional sentences |
February | Review & fluency | Basic subjunctive, expressing opinions |
March | Final presentation | Full review & self-expression |
A Two-Year Plan: From Level 1 to Level 2
Level 1 builds your foundation — getting used to English word order and thinking in English.
Level 2 adds speaking and writing — turning understanding into expression.
Taking both together? Highly recommended.
The two levels complement each other and reinforce learning.
Shingo Fujimori’s Passion as a Learner
Not just a celebrity narrator — Fujimori joins as an actual learner, struggling, reacting, and growing.
His energy makes the lessons fun, relatable, and encouraging.
His message is clear:
“Even 15 minutes a day, if you keep going for a year, you’ll be amazed at what you achieve.”
He’s not just on the show — he’s in it, with all his heart.
My Experience as an Adult English Learner
As someone studying English with multiple NHK programs (Level 1, Level 2, Enjoy Simple English, Little Charo, etc.),
I can confidently say: Level 2 is my main input resource.
It strikes the perfect balance between ease and depth — never too hard, never too simple.
Every episode is packed with phrases I can use right away.
Final Thoughts
If you’re starting English again, or feel stuck,
Level 2 is the best place to start.
It’s not just a textbook.
It’s a daily rhythm, a positive habit, and a learning experience you can enjoy.